日本と中国にいる二人の万年筆愛好者は、万年筆に対する熱意を込めて長年を準備し、ようやく2020年に立ち上げたブランド、Fuga(風雅)です。
風雅のローマ字の名前は、風流でみやびでありながらとします。
万年筆を架け橋として、各領域の芸術家や職人と協力して、ユニークな万年筆を作るのは我々の夢です。

TIPS2021からの1年間にペンショーでいただいた意見をもとに、下記の仕事を完成させていただきました。

1. 自社の開発した金製のペン先を改良し、より進化した型押しと金メッキ技術で作ったペン先が自社製ペン芯と共にパフォーマンスが躍進しました。

2. OMAS/Tibaldiなど廃盤されたセルロイド素材の「復活」も一部導入しました、会場ではいくつかのレアカラーを展示する予定です。（時間が限られているため、サンプルはまだ焼成・安定化されていません）。

3. 中国江西省景徳鎮の磁器窯と協力し、上絵付の工芸技法を用いて軽量で壊れにくい磁器万年筆を開発しました。会場で手描きのサンプルをご覧いただけます。

4. FUGAにおいて、数ヶ月かかる複雑なモデルを含め、全ての純銀製彫金・鍛金万年筆は熟練者の手作業で一つ一つ作られております。会場に彫刻の制作のビデオを公開しますので、興味のある方はぜひご覧ください。

5. 今回の新作、蒔絵万年筆と漆万年筆の加飾は全て石川県で製作されており、国産漆を一貫に使用しました。

6. 万年筆に加え、自社製インクの開発にも目を向けて、天然植物由来のコールドエキスインクを会場限定で販売いたします。また、自社製インクを新設ブランドとして、より一層練磨し、2023年の市場投入を目指しています。